私は就職活動において、当初は明確な目的意識を持っていませんでした。ただ漠然と、人と直接関わる仕事に携わりたい、という思いがあったので、サービス・インフラ業界を志望していました。

しかし就職活動を進めていくうちに、不動産業界に絞ることを決めました。理由は、土地や建物などの不動産は、人と密接に関わるものであり、なおかつ数十年後も形に残ることから、仕事にやりがいを感じることが出来るのではと思ったからです。

そして不動産業界の中でも、ディベロッパーのように開発を主とする業種ではなく、既存のものを運営・管理するような業種の方が性に合っていると感じるようになりました。

そんな折に、松岡地所からご縁をいただきました。業務内容が私の思い描いていたことと近く、自身が成長出来るのではないかと思った為、入社を決めました。

特に、面接時に私個人の深い部分まで質問してくださるなど、人と人の繋がりを大切にしていると感じたことが、決断の決め手となりました。

一言で言えば、物件の運営・管理業務となります。

土地・建物において、会社の窓口となり、お客様対応全般を行います。お客様から寄せられる様々なご意見を真摯に受け止め、適切な対応をしていきます。もちろん、契約に関する業務も行います。特に、新たなお客様を誘致し契約まで執り行うテナント誘致業務は、最も大切な仕事のひとつです。

また、建物のハード面において、お客様と設備部門である管財部を取り次ぐのも営業部の役割です。建物管理にあたり、設備的な問題は後を絶ちません。雨漏りや停電などのトラブルの際に、出来るだけお客様にご迷惑をおかけしないように、迅速に対応することが重要です。

そして、私が業務を行う上で最も大切にしていることは、とにかく現場に足を運ぶことです。業務上、どうしても電話やメール、PC上の作業が多くなりがちですが、お客様は人であり、建物は人が集まって成り立っています。直接顔を合わせてコミュニケーションを取り、お客様の人となりを理解することで、より適切でスムーズな対応に繋がります。

また建物の構造や特性を正確に把握することで、マニュアルに縛られない柔軟な発想が生まれることもあります。

時には作業服を着て、現場で管財部と一緒に作業することもあります。こうした普段と異なる業務を行うことで視野が広がり、それが営業の仕事に生かされる場面があります。

このように、営業の仕事と言っても多岐にわたりますが、あらゆる経験を自らの成長に繋げることが大切だと考えております。

私は大学を卒業して、空調設備工事業者（サブコン）で施工管理の仕事をしていました。元々興味があった分野で、仕事にとてもやりがいを感じていました。

しかし、残業が多くなかなか休みも取れない中で「ワークライフバランスを重視したい」と考え、転職を決意しました。

そして、前職の知識を活かすことができ、さらにより幅広い知識と経験を必要とする仕事に興味を持ち、松岡地所を志望しました。

私の所属する管財部は、建物の保守・管理が主な仕事です。

基本的には電気、水道、ガス、防火、防災といった設備に関するメンテナンスがメインですが、時には清掃や建物の建築に関する計画など幅広く行います。

ビルでは、主にエントランス・共用部のチェックは勿論のこと、普段人が立ち入らない機械室などの点検をします。空調設備・電気設備・給排水設備等が一般家庭より大型になるので、緊急の場合は管財部で協力して応急処置をしながら、専門の業者に調査・修理・改修の手配をします。また、お客様が不便に思っていることなどを聞き取った上で修理や業者の手配も行います。

マンションでは、お客様が退出されたあとの原状回復の工事があります。ここでは、普段あまり目の届かないようなところも、点検清掃をします。ただ見かけをきれいにするだけでなく、設備に不具合がないかを確認します。また、大規模な間取りの変更をおこなうこともあります。

お客様のところに修繕等で伺うこともあり、その際にお客様の声を直に聞くことは、時には大変だと思うこともあります。しかし、作業終了後に「ありがとう」や「ご苦労様」といった声を聞くことができ、やりがいを感じています。

自分に合っているのはどこの会社なのか、なかなかピンと来るところがないまま就職活動を行っていました。

その中でも松岡地所は、面接時に私の話をじっくり聞いてくださり、親身になっていただけたのを覚えています。

社員一人ひとりを大切にしているところに魅力を感じ、ここでならのびのびと仕事ができる、ワークライフバランスを保つことができると思い、入社を決めました。

社内は雰囲気がよく、静かなときもあれば楽しく話をすることもあり、メリハリのある職場です。

また、秋には社員旅行があり、コミュニケーションをとる機会もあります。個性豊かな先輩たちばかりで楽しく、すぐに打ち解けることができました。

松岡地所は、社員のスキルアップも積極的にサポートをしてくれます。私も経理の勉強・資格取得に向けて講習に通わせていただき、簿記の資格を取得しました。このようなサポートをしてくれるので、スキルアップできることが多いです。

美術館の仕事は、受付や見回り、企画準備、広報など多岐にわたります。館内では、お客様にまた来たいと思っていただけるような展示、接遇を心がけております。

また、所蔵品や作者に関して、展示の仕方や展示内容などを学ぶために他館に赴き、内容を共有することもあります。

白金台という静かな場所に、広い空間で絵画や陶磁器、仏像など幅広く展示しております。そして、お客様にも人気のある中庭は季節の移ろいで様々な景色を見ることができ、時間の流れがゆっくり過ぎていくように感じる美術館です。

入社後は、学芸員の仕事の経験がなく緊張と不安ばかりでしたが、「誰しも初めてはあるものだから」と優しく仕事を教えていただきました。

穏やかな雰囲気の職場で尊敬する上司の下、学びに溢れる日々を送っております。